さて、こんばんは。SATOです。本日は鉄ネタを。
以前岡山へ行った際に立ち寄った、倉敷市の「水島中央公園」に展示されているD51形蒸気機関車842号機です。
▼煙室ハンドルが失われており、少し締りのない表情
昭和18年に岡山機関区に新製配置された機関車で、その後富山機関区→熊本機関区を経て、最終配置は北海道の追分機関区となりました。
追分機関区での廃車は昭和50年12月3日。蒸気最終期まで現役で走り続けていたそうです。
▼特徴的なギースルエジェクター
現在のこの機関車の最大の特徴とも言えるのが、このギースルエジェクターです。
そもそもギースルエジェクターとは、今で言うところの省エネアイテム。
ただ平べったいわけではなく、内部に特殊なブラスト管を持ち、その構造により従来の煙突より燃焼効率を高めることが可能になります。
燃焼効率が高まることで蒸気温度も上昇し、より少ない石炭で走行でき、さらには牽引力を上げ、火の粉減少させる効果があったといいます。
▼定期的に手入れをされているようでそれなりに良好な状態です
結構べったり塗られたペンキがちょっと残念な気もしなくもないですが、何もされていないよりは100倍マシ。
大切に保存していただいて、我々としてはありがたい限りです。
▼ガラスなど、全体的に良好な保存状態です
立派な屋根の下、さらには四方をフェンスに囲まれ、写真は撮りにくいのですが
おかげで盗難やいたずらの被害は最小限にとどめられているのではないかと思います。
▼よく見るとかまぼこ型のドームです
アップでの写真を撮り損ねましたが、この機関車のもうひとつの特徴がかまぼこ型ドームです。
蒸気機関車の定番的イメージがあるD51ですが、私は結構好きです。
RailSimのSLプラグインも、そろそろ何かリメイクしたいところです…
場所:倉敷市水島青葉町95-1