こんばんは、本日は廃バスネタです。
以前RSPIとして公開した日野のモノコックバスRE101。今回はその実車です。
といっても、今回は都営じゃなく小豆島バスになります。
銘板を見る限り、RE101Pとありますので、エアサス車です。
▼少し埋もれていますが、小豆島バスのRE101Pです。
ネットで下調べをしていたバスですが、3台あるという記事や、1台減って2台になったという記事もあり、正直もう無いかもしれないと思いましたがなんとか残っていてくれました。
しかし場所が移動しているようです。さらに1台しか見当たりません。他の2台は順番に解体されてしまったのでしょうか?となるとこの1台もいずれ・・・?
空き地のような場所にあったはずですが、どう見ても企業の敷地内に居ます。
私有地ですので、許可をいただき撮影することが出来ました。
お仕事中、お忙しいところありがとうございました。
▼ブルーリボンのご先祖様!?
RE101とは、現在のブルーリボンHT/HU系の直系の先祖にあたるRB/RC系が、モデルチェンジによってRE/RC系となり、さらに出力アップのモデルチェンジが図られた後のもの。
101だと、ホイールベースは4.8mになります。他に、5.2mのRE121/RC301や、5.67mのRE141/RC321がラインナップされていました。
▼このバスは中扉のみのツーマン仕様なので、この場所にドアはありません
箱型バスのツーマン仕様の実車に触れるのは、このバスが初めてです。
それにしても、非常に状態が良いです。
埃は積もっているものの、椅子も生地・クッションともにしっかりしていて、ちょっと感動ものです。
▼廃車体とは思えないほど綺麗な車内
パッと見だと現役と錯覚してしまいそうなほど、車内の状態は良好です。
板張りの床も、腐食などは見受けられません。
ガラスはほとんどが割れずに残っていますが、残念ながら後部の窓ガラスは割れてしまっていました。おそらくそこから埃が入ってきているのでしょう。
ついでにアシナガバチが後部に巣を作っているらしく、車内を飛び回っているので前方以外で落ち着けませんでした。
▼変わった形のものが中ドア付近に取り付けられています
これは運賃箱の土台でしょうか?見慣れない形のものが中扉付近に設置されています。
ツーマン仕様の路線バス、乗ってみたかったですね~。
やたらと綺麗なこのRE101P、車内には路線図等も残されており、それには平成4年10月1日現在と書かれていました。
ということは少なくとも平成4年頃までは現役だったということなのかもしれません。
こんな綺麗なRE101が、もし保存されないで解体されていくとしたら残念です。
今見ればそんなに古くもないバスかも知れませんが、いずれボンネットバスのように貴重な存在になってゆくはずです。
でもやはりビジネスとしては成り立ちにくいのか、ボンネットバスと違い”普通の”モノコックバスはやはり解体されていく運命になりがちです。
身勝手な感想ですが、なんとか保存される流れになってくれたらいいな、なんて少しだけ思ってしまいました。
それでは、本日はこれにて。