先日、国電氏と共同制作した名古屋鉄道のモ510は、皆様はもうダウンロードしていただけましたでしょうか?
まだの方はぜひ「こくでんログ」よりどうぞ↓↓
さて、宣伝はこのくらいにして、せっかく作ったモ510ですが
実を言うとあまりよく知らなかった上に、私は実車を一度も見たことがなかったので、国電氏と「せっかく作ったし見に行くか」という話になり、さっそく車を走らせて旧谷汲駅へ会いに行ってきました。
▼前照灯を点灯させたモ750とモ510
車を走らせること数時間… 車両が見えてきました。
前照灯を点灯させ、今にも走り出しそうな現役と見間違うほどの光景です。
正直なところ天気はあまり良くありませんでした。カメラを気遣いながら写真を撮っていきます。
モ510を舐めまわすように見て回り、制作したプラグインに不備などが無いか、ちゃんと再現できているか、確認していきます。
大きな間違いはなく、おおむね実物どおりに作成できていることが分かり、ホッと胸をなでおろしました。
▼複雑な形状の可動式ステップ
床下担当国電氏のこだわりポイントの一つでもあった可動式ステップ。RailSim上でも実物同様に可動するのがポイントです。
何をどうしてこんな複雑な形状になったのか…近い時期に作られたはずのモ600のステップはもう少し単純な形状をしています。
▼前面のごちゃごちゃとしたジャンパ類
車体担当の私がちょっとだけこだわったのは前面のジャンパ類。
“顔”となる前面に来る重要なパーツだけに気を遣いました。
それなりに実車の雰囲気を再現できたのではないかと思います。
車体そのものは曲線が取り入れられた大正ロマンともいえる優美なデザインをしていますが、結局のところ基本図形の塊であり、三次曲面が多用されているわけではないため、案外すんなりモデリングすることができました。
この日はちょうど係りの方からお話を伺うことができました、
架線も架線柱も撤去され自走こそ出来ないものの、なんとここにいる車両はエアー系統や可動部は殺されておらず、今でも可動状態にあるとのこと。
▼実際にドア開閉やステップの格納をしている様子(管理団体:庭箱鉄道様の公式Facebookより)
私が訪れた時は、あいにくこの様子を見ることはできませんでしたが、
こんな状態で保存されている静態保存車は見たことがありません。半動態保存とでも言えるかもしれません。
そのほかさまざまな取り組みをされているとのことで、今後の発展が楽しみです。
▼多数用意された看板類。ときどき入れ替えて展示しているとのこと。
たくさんのお客様に来ていただけるようにと、あらゆることに取り組んでいらっしゃるんだなと感じました。
また機会があれば訪れたい場所となりました。
「旧名鉄谷汲線 谷汲駅」
岐阜県揖斐郡谷汲村徳積
TEL:0585-56-3833
(AM10:00~PM16:00)
見学無料、月曜定休